令和7年5月31日・6月1日と二日間にわたり開催された日本臨床アロマセラピスト協会で、ホリスティックアロマケア結心〜ゆこ〜の活動報告を発表させていただきました。
登壇依頼を頂いた時は、まさかの展開にメールを3回くらい読み返して、しばし放心状態でした😆
昨年の総会の登壇者様たちの素敵な発表を思い返し「私で大丈夫?」「これは夢の中の出来事?」と若干のパニックを起こしながらも、頭の片隅では、伝えたいことが沸々と湧き上がっていました。
ケアルームでは、様々な体調の問題やメンタル不調、心身の疲労を抱えた女性たちにお会いします。生活環境や背景にある心理社会的な問題・・・様々な背景を持つ女性たちとの出会いの中でアロマセラピストが地域の中でできることは何なのか?
いつも自問自答していたこの問い。
ケアルームに来たくても来られないクライアント様との出会い。
経営者としての立場と、必要な方へアロマセラピーを届けたい思いとのギャップをどう埋めたらいいのか。
ケアルームをオープンして2年。ちょうどそんな思いから一歩踏み出した時に頂いた登壇依頼でした。
アロマハンドケアカフェの開催。
結心のお隣のレンタルスペースゆこのかで、月に1回、予約無しで誰でもハンドトリートメントを受けていただける場所を作りました。
施術後は、シェアスペースとして開放し、自分のための時間を過ごしていただくことができます。
お代はいただきます。
ボランティアは素晴らしいことだけど、代金をいただく責任と施術のプロである自覚を持っていたいし、来ていただく方も代金をお支払いしていただくことでセラピストと対等な立場でいていただきたかったからです。
セラピストは、
「施術してあげている」
ではなく、
「施術させていただいている」
来ていただく方には、
「マッサージをやってもらっている(受け身)」
ではなく、
「(自分の意思で)マッサージをやってもらいたい」
今は、そんな関係で1対1の対等なセラピーをさせていただきたいと思っています。
このアイデアを思いついたのは、カーディラーでのイベントでした。
車の点検にいらした方たちにハンドトリートメントを提供し、ゆったりした気持ちでショールームで点検をお待ちいただいている様子に、「これだ!」と思いました。
思い返せば、福祉用具専門相談員時代、福祉用具のショールームに相談に来られる方たちにハンドトリートメントを提供したいと思ったのが、アロマを学んだきっかけの一つです。
介護の悩みを持つご家族や、利用者様の言葉の一つ一つを受け止めながら、アロマの力を借りて穏やかな気持ちになれるといいな。と思っていたあの頃
を思い出しました。
前職では願いは叶いませんでしたが、やりたいことをカタチにしたくて思い切って踏み出した起業。
あの頃の思いをちゃんとカタチにしてみようと思いました。
まだまだ、ケアルームもアロマハンドケアカフェも発展途上。
どう進むか、どう周知していくかなど、課題は次々に上がってきますが、完璧を求めすぎて立ち止まるより、まずは一歩踏み出さなければ始まりはない。
いずれ、結心のケアルームとアロマハンドケアカフェが、様々な人たちにとって「安心・安全な場所」の一つになっていけるように、これからも「続けること」を目標にしていこうと思います。
最後に・・・
私はHCPS認定プロフェッショナルアロマセラピストを取得以降、2年目の学びは諸事情があり進学していません。
進学できなくても、自分にできる学びがあるはずと思い、開業後は、恩師の先生に実技指導を受けながら、症例100を目指して施術してきました。カルテは学校の症例提出と同程度と設定しました。提出や添削はない状態でしたが、惰性で200症例まで作成しました。
(以降はスピーディーかつわかりやすいカルテにしようと模索しています)
その作業は、今回の発表において非常に役立ちました。
蓄積したデータの分析ができたので、自分自身もケアルームの活動を数字で振り返るよいきっかけとなりました。
深い学びをいただいたホリスティックケアプロフェッショナルスクールの先生方、一緒に机を並べて学びと涙と笑い?を共にした同期のみんな、卒業後に繋がった卒業生の皆様にとても感謝しています。
そして今年、また新たな学びを進めています♪
その手は何のためにあるのか・・・
その言葉を胸に一歩づつ。
ご参考に一言でした♡